ばね指・指の痛み・痺れの症例

●症状
仕事で料理を作っている。指は徐々にこわばりだましだまし過ごしていたが、仕事に支障が出てきたため、お客さんの紹介で来院。

●施術内容と経過
初診　右手中指と薬指が握ると固まって伸ばせない。伸ばすときに引っかかる。右の前腕に少し痛みがある。指と連動する背中と脇のツボに鍼をすると動きが少しスムーズになった。続いて前腕に連動する背中のツボに鍼をするとさらに指がスムーズになった。仕上げに東洋医学的な全身調整をして終了。週2回きてもらう。

2回目　3日後。調子は良いらしい。3割ほど残っているとの事。同様の治療を繰り返す。

6回目　ほとんど症状は出なくなったので今回で終了とした。

●考察
指の不調は背中や肩など患部から離れたところに原因があることが多いと感じる。料理をするときなどは背中は丸めて同じ作業をするイメージがあるので、背中が固くなりやすい事も考えられる。今回親指の異常はなかったが、親指が入ってくると難易度が上がる。親指は他の4本よりも複雑だからである。

当院では痛みをできる限りその場で軽減させ、その痛みの根本にある原因を東洋医学的に考え改善させる事を目的とした個人個人にあったオーダーメイド治療をしていきます。

●症状
いつからなのか分からない指の痺れ。気づくと痺れていた。病院や接骨院に行っても治らず最近は痛みが出てきた。知人の紹介で来院。

●施術内容と経過
初診　左手の薬指と小指が痺れ痛い。背中のツボに鍼を刺して10分程様子を見る。途中で痺れが強くなるかもしれないがすぐ落ち着くのでと始めに伝えておく。途中でやはり痺れが強くなったがそのまま様子を見る。すぐに痺れも落ち着いてきた。10分後かなり痺れは軽減されたので、仕上げに東洋医学的な全身調整をして終了。

2回目　3日後。かなり良いとの事。同じ治療をして終了。

3回目　ほとんど症状がなくなり今回で終了として様子を見てもらう事となった。

●考察
前回の症例と同様でやはり胸椎や肩甲骨の歪みが原因であることが多いように感じる。この方のように指を酷使した覚えもなく、普通に生活してても指が痺れる。同じような症状の方はとても多いと思う。今回はとても早く改善した症例であるが、大体の方は痺れくらいではそのまま生活する人が多いかもしれない。しかし時間が経つと治りにくくなるので早めの受診を薦める。

当院では痛みをできる限りその場で軽減させ、その痛みの根本にある原因を東洋医学的に考え改善させる事を目的とした個人個人にあったオーダーメイド治療をしていきます。