突発性難聴の症例

●症状
朝起きて、妻の声が聴きとりづらい事に気づく。そのうち治ると思い様子を見るが仕事中も改善されない。営業職なので耳が聞こえづらいのは致命的であり、調べたら突発性難聴だと知った。仕事帰りに上司の紹介で来院。

●施術内容と経過
初診　肩首の凝りが左右とも強い。頚部の筋肉の緊張が内耳の血流に悪影響を及ぼしていると推測。背部、臀部、手足のツボを使い、肩、首を緩める。すると音がよく聞こえ始めた。本人も驚いている。仕上げに東洋医学的な全身調整をして様子を見てもらう事にした。

二回目　二日後来院。聞こえ方はかなり回復したがまだ左右差があるので、初回と同じような治療をする。

三回目　さらに二日後。ほとんど回復しているようなので、全身調整をして終了とした。

●考察
突発性難聴はどれだけ早いうちに施術出来るかが大事なポイントである。今回は症状が出たその日に来院されたので早い段階で回復した。これが数週間、数か月と日が経つごとに治りにくくなってくる。

東洋医学的には急性の耳の症状は上に熱がこもっている状態が多く、陰経を補いその熱が降りてこれるように少陽経を使い首肩の流れを改善させます。

当院では痛みをできる限りその場で軽減させ、その痛みの根本にある原因を東洋医学的に考え改善させる事を目的とした個人個人にあったオーダーメイド治療をしていきます。

●症状
ある日突然、左耳に耳鳴りがし音がこもった感じがする。数日後病院へ行くと突発性難聴と診断。ビタミン剤とステロイドを処方される。何度か病院へ通うが良くならないため、知人の紹介で来院。

●施術内容と経過
初診　耳鳴りが始まってから一か月後。耳鳴りやこのまま耳が聞こえなくなるのではという不安もあり、うまく寝れないらしい。左耳に耳鳴りと詰まった感じがある。左肩の凝りが強いのと左の顎の調子も悪いという。左肩と顎の緊張が耳への血流を妨げていると考え、背部臀部足にあるツボを使い緊張を緩める。施術直後から詰まり感が減少。仕上げに東洋医学的な全身調整をして終了。週２回来てもらう。

2回目　3日後来院。耳が少しでも改善した安心感からよく寝れたとの事。詰まり感と耳鳴りはまだ7割ほどある。同じような治療を繰り返す。

9回目　症状はほとんどなくなり終了。以降は隔週のメンテナンスで通う。

●考察
突発性難聴は原因が分かってないが、耳回りの環境を改善させると良くなるケースが多い。この方は顎がポイントになった。肩以外に顎や鼻の状態も参考になる。1か月経過していたが改善することができた。睡眠の質の向上も耳の回復に大きく繋がった症例である。

当院では痛みをできる限りその場で軽減させ、その痛みの根本にある原因を東洋医学的に考え改善させる事を目的とした個人個人にあったオーダーメイド治療をしていきます。