不妊症の症例

●症状
結婚して３年、病院にて不妊治療をはじめて１年になるができない。主にタイミング法、人工授精をおこなった。旦那様にも異常はないとの事。出来れば自然妊娠したいため知人の紹介で来院。

●施術内容と経過
初診　話を聞くとかなりの冷え性である。触診しても手足の冷えが確認できる。他には便秘(兎糞便)、不正出血、月経不順などある。臍の周辺で固いところがある。これは瘀血(古い血)である。
東洋医学的に診てみると、瘀血(古い血)が血の巡りを悪くしていて子宮が栄養されにくくなっている、また血の生成も悪くなっている為、末梢の手足まで温める血の量も足らない。
まずは瘀血(古い血)の処理を行い血の巡りを良くして血の生成を助けるよう施術する。
週1回のペースで来てもらう。

５回目　兎糞便が普通の便になった。瘀血が改善してきた為である。手足も多少温かみが出てきた。瘀血が改善してきた為、血を増やす方向性へ施術を変える。

8回目　そういえば不正出血がないとの事。月経周期も３０日前後で安定してきた。

１９回目　自然妊娠の報告。半年近く通われて体質も良くなり子宮の環境も改善され無事に妊娠できた。

以降は隔週でメンテナンスに通われている。

●考察
東洋医学的に診ると不妊は冷えと血虚(血が足りない)がほとんどではないかと感じる。現代社会は便利になりすぎて身体を動かさない生活環境が血の巡りを低下させ冷えを生み、血の生成の低下にもつながる。またPCやゲーム、スマホなどじっとしながら眼を使う事が多くなり眼を使う事は血を消費する。結果血の消費も増え血虚を促進している。

体質を改善していく鍼灸施術を重ねていき妊娠しやすい身体作りをお勧めいたします。

当院では痛みをできる限りその場で軽減させ、その痛みの根本にある原因を東洋医学的に考え改善させる事を目的とした個人個人にあったオーダーメイド治療をしていきます。

●症状
結婚して5年、なかなか妊娠しないので奥様とクリニックへ行き検査をした所、乏精子症(精子の数が少ない)と診断された。その後ホルモン療法、漢方を半年間試したが今のところ効果がない。知人に紹介され来院。

●施術内容と経過

初診　お話を聞くと仕事がとてもハードで終電始発の日も少なくなくストレスもかなりあるようだ。疲れすぎているからか眠りも浅いとの事。身体が休めていない状態である。慢性腰痛もある。
まずはしっかりと寝れるように東洋医学的に全身調整を行う。週1で当院で施術し今まで通りクリニックにも通ってもらい併用していく。

2回目　治療した日はぐっすり寝れたとの事。

5回目　腰が楽になってきて睡眠も深くとれる日が増えてきた。身体も休めるようになってきた所で、運動は全くしてないとの事だったので、家に帰る時や通勤するとき少し遠回りして20分程歩いてみてはと提案。多少の運動は睡眠の向上や発散へもつながる。

１７回目　奥様が妊娠されたとの報告を受ける。その後月1でメンテナンスに来られる。

●考察
東洋医学的に診ると働きすぎによる血不足から睡眠障害で身体が休めなという悪循環に陥っていた。血と関係の深い肝、肝と関係の深い腎、この腎が精子や腰と関りが深いためこの肝と腎を補う施術をおこなった。

東洋医学的な全身調整を行っていき体質が改善されると、その他の色々な病症の改善も見込めます。

当院では痛みをできる限りその場で軽減させ、その痛みの根本にある原因を東洋医学的に考え改善させる事を目的とした個人個人にあったオーダーメイド治療をしていきます。