コロナ後遺症・ワクチン後遺症の症例

●症状
コロナ感染後約1か月経ったが、倦怠感が酷く、動いてるとすぐ疲れてしまう。会社には通えてるがシンドイ。

●施術内容と経過
初診　肩の凝りが強く熱が上半身の方へ多いように感じる。話を聞くと咳もよく出るとの事。事務職にて椅子に座ってる事が多いからか臀部が固い。臀部に鍼をして肩を緩め、上の熱を下げる施術をする。肩が軽くなったみたいなので、あとは東洋医学的な全身調整をしてこの日は終了。

2回目　3日後、以前より呼吸が深く吸える気がするとの事。初診と同じような治療をする。

計5回の治療でほとんど症状はなくなったので終了。その後身体のメンテナンスのため隔週で通われる。

●考察　(個人的見解です）
コロナに感染すると肺などに炎症が起きて身体の上の方へ熱が多くなります。コロナが落ち着いてくれば熱も下へ降りてくると思うのですが、肩こりが酷い方などは下へ降りにくく上へ熱が溜まって肺の機能も熱により落ちてしまっているのではと考えました。

東洋医学的には津液(水)を補う、熱を下す目的の治療になります。
もともと仕事で身体が疲れていて血(血の中の水)が少ない、巡りの悪い体質になっていたのではと考えます。東洋医学では血が筋肉の滋養し、身体を動かすのも血が必要です。目を使うのも血を消耗し、椅子にずっと座っていると血の巡りも悪くなります。エアコンで身体を冷やせば更に血の巡りが悪くなります。
事務職の方は全て当てはまる人も多いのではないでしょうか？

症状がなくなってもこのような全身を調整していく鍼灸施術を重ねていき、体調不良になりにくい身体作りをして行くことをお勧めいたします。

当院では痛みをできる限りその場で軽減させ、その痛みの根本にある原因を東洋医学的に考え改善させる事を目的とした個人個人にあったオーダーメイド治療をしていきます。

●症状
3回目のコロナワクチン接種後肩が痛くなり、前は数日で引いていたが１か月経っても痛い。最近は指までこわばってきた。

●施術内容と経過
初診　左肩の外転が痛みが強く水平位までしか上がらず中指薬指の動きが悪く固まる。まずは背部の肩へ連動しているツボへ鍼をした所痛みは半分ほど取れた。続いて脇と膝に鍼をした所8割ほどの痛みは取れ指の動きもスムーズになったので、仕上げに東洋医学的な全身調整をして初回は終了。

２回目　３日後に来院。痛みは３割ほど残っている。よく寝れたとの事。初診と同じ施術をしてほとんど痛みがなくなったので終了。また調子が悪そうなら来てくださいとし終了。

●考察（個人的見解です）
ワクチンを打って肩関節痛になるのをSIRVA(シルバ)と言います。筋肉注射での深いところにある滑液包へのワクチンの注入が原因ではないかと言われています。
五十肩と同じような症状がほとんどで注射を打った肩の中央のラインに痛みを訴えるかたが多く、通常の五十肩の治療で良くなる方が多い印象です。
東洋医学的にみると体質の偏りはないように思えます。

当院では痛みをできる限りその場で軽減させ、その痛みの根本にある原因を東洋医学的に考え改善させる事を目的とした個人個人にあったオーダーメイド治療をしていきます。